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後世のイメージ

明治時代以降の歴史学者は士農工商の言葉を江戸時代の実際の身分制度を表すものと解釈するようになった。そして士農工商は歴史学上の重要概念となり、さらに士農工商の下に穢多(えた)や非人(ひにん)を付けて「士農工商穢多非人」という序列があったとする俗説も生まれた。ただし、こうした明治以降の歴史観は儒教観念に基づく武士の見地を反映したものといえる。第二次世界大戦後はマルクス主義的な歴史認識により、武士を支配階級、農民を被支配階級と定義し、農民生活の悲惨さとそれに由来する階級闘争の存在が強調され、商人は財産(資本)を蓄積したブルジョワ階級であり、近代への幕を開く歴史的存在として捉えられるようになった。1990年代ごろになると、こうした士農工商像を批判的に検証し、同時代の一次史料に基づく実証的な研究によって、新たな江戸時代の身分制度像が提示されるようになった。しかし、士農工商の言葉は部落差別を連想させるとして、現在は放送禁止用語として扱われている。

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四つの民
文化文政の頃、京都で活躍した盲人音楽家松浦検校作曲の手事物地歌、箏曲。士農工商を春夏秋冬に当てはめ、順次それぞれの美点を讃える歌詞。中間に長い手事があり、三味線の技法も凝っており、複雑な転調と共に演奏の難しい曲とされる。松浦の「四つ物(四大名曲)」の一つとされる。箏は八重崎検校の手付け。
士農工商を春夏秋冬に当てはめるのは五行思想と関連していると思われるが、四季という循環性のあるものになぞらえ、身分を階級序列というよりは順次並列させているところが興味深い。

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2009年04月29日 07:16に投稿されたエントリーのページです。

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